リモートワークを導入する企業が増えるにつれて、最近ではワーケーションという働き方に注目が集まっています。
時おりメディアなどで目にするワーケーションですが、中にはワーケーションのことを知らない人や、本当にワーケーションなんてできるのかなと思う人も少なくないでしょう。
そこで今回はオフィスから離れて仕事を行うワーケーションについて紹介します。
日頃の通勤やオフィスでの仕事に疲れ、転職をしようかと考えている人は、ワーケーションOKの転職先を検討してみてはいかがでしょうか。
ワーケーションとは
ワーケーションとは、仕事(work)と休暇(vacation)を組み合わせた造語で、会社ではなく観光地やリゾート地で休暇を取りながらテレワークなどで仕事を行うことをいいます。
もともとは2000年代のアメリカで生まれたといわれているワーケーションですが、日本でも有給消化率の低さや働き方改革などからワーケションを導入する企業が増えてきています。
ワーケーションはリモートワークとどこが違うのかと疑問に思う人もいるでしょうが、リモートワークは単にオフィス以外の自宅などで仕事を行うことを目的としています。
別名「大人の修学旅行」と言われるワーケーションは、オフィス外での仕事を行えるようにすることで、休暇を取りながら仕事を行うことでリフレッシュしてもらうことを目的としているのです。旅行を兼ねてか仕事を兼ねて旅行ができる気分転換にはもってこいの環境です。
ワーケションのメリット
休暇を取りながら働くというのがワーケションですが、中には休みの日に仕事を行わないといけないのかと不安に感じる人もいるかもしれません。
そこでここではワーケションの主なメリットについて記載します。
家族や友人と過ごす時間ができる
通常の働き方では家族や友人とゆっくり過ごすことができなかったり、仕事が忙しいために日程を調整するのが難しいという人もいることでしょう。
ですがワーケーションでは休暇を取りながら仕事をすることができるので、テレワークで仕事ができるだけでなく、仕事以外の時間では家族や友人と落ち着いて過ごす時間を取ることもできます。
また企業からみても、従業員がワーケーションを選択することで有給休暇を積極的に取得してもらえるというメリットがあります。
普段とは違った環境なのでリフレッシュして仕事ができる
いつもと同じオフィスで仕事をしていると、なかなか仕事のいいアイデアが浮かばないことがあります。
ですがワー
ケションの場合は、普段と違った環境で仕事を行っていることから、オフィスとはまた違ったモチベーションで仕事を行うことができます。
またこの仕事がひと段落付けば休みを取
れるという気持ちから、オフィスよりもメリハリのある仕事を行うことができます。地方の行政も積極的に招待を始めております。
ワーケションのデメリット
メリットだけを見ると、従業員や会社の双方にメリットがあると思われるワーケションですが、当然ですがデメリットもいくつかあります。
ここではワーケションにはどんなデメリットがあるのかを見ていくことにしましょう。
休暇中なのにリフレッシュすることができない
リモートワークも人によって向き不向きがあるように、ワーケションも人によっては向いていないこともあります。
仕事と休みを区別することのできる人はワーケションに向いていますが、周囲が気になって仕事に集中できなかったり、オフィスでないと仕事をしにくいと感じている人は、メリットよりもデメリットの方が大きいかもしれません。
また、休みの日には仕事のことは考えたくないと考えている人は、仕事と休暇のメリハリがなかなかつけられないことから、かえってリフレッシュできないと感じてしまう人もいるでしょう。
周囲の協力や滞在先でのネットワーク環境が必要
ワーケションを行う場合、1日中仕事をしているわけではないので、どうしても得意先からの対応が遅れてしまうことがあります。
また仕事を行うのに必要なネットワーク環境が整っていないと、かえって仕事がやりづらいこともあります。
リモートワークでも同じことがいえますが、ワーケションの場合でも周囲の協力や十分なネットワーク環境がないと実際に行うことは難しいということができます。
さらには
働く場所の完全自由化：Work From Anywhere at Anytime（WFA）>> 勤務場所をオフィスか自宅か、の2択に限定せず、場所に縛られない働き方、パフォーマンスが発揮できる環境であれば、日本中どこでも好きな場所で、好きな時間に自由に働ける新しい働き方です。モートワークなど働き方の自由度は、賃金上昇、キャリアアップに続いて転職検討理由の第3位となっており、転職市場においてリモートワークもしくはワーケーションが可能か、という点が会社選びの重要な要素になっています。
まとめ
今回はワーケションとはどのようなものなのかだけでなく、そのメリットやデメリットについて記載しました。
ワーケーションは休暇を取りながら仕事を行うことで、リフレッシュ効果による仕事の効率化や自分のための時間を過ごしやすいというメリットがあります。
ですが、人によってはかえってストレスがたまってしまう、仕事と休みの区別がつかないなどといったデメリットを感じる人もいるでしょう。
ワーケーションは、2019年に年次有給休暇の所得が義務付けられたことで注目を集めており、企業だけでなく自治体などでも積極的に取り入れようとしています。
そのためワーケーションを行うことができる転職先の選択も一つの方法ですが、そのためには転職先がテレワークを行っているだけでなく、どういう目的でワーケションを行っているのかを事前に確認することも大切でしょう。
地方や観光先で自然に触れ、おいしいものを食べたり、身心ともにリフレッシュしましょう。
地方や観光先で仕事が不可能ではなくて、やってみると意外にできてしまう。そこに気付いてほしいです。
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