リモートワークが可能になりパソコンやインターネットでの業務となり、仕事のあり方も随分と変わってきました。
また、ITが社会に浸透し、事務職や営業職にも一般的なIT知識を求められることが増えてきています。
転職の際にもこうしたIT知識があるかないかで、面接官の評価も随分と変わることが多いでしょう。
そこで今回は事務職や営業職に必要なIT知識は何かということから、知識を得ることでどのようなメリットがあるかについて紹介します。
事務職に必要なIT知識
これまでの一般的な事務職ではワードやエクセルなどといったソフトを利用する程度でしたが、さらにスキルアップをしようと思えばエクセルの関数やVBAなどといったITの知識やスキルが必要になってきます。
またこうした知識やスキルを取得している人は少ないため、仕事の幅が広がるだけでなくキャリアアップにもつながります。
では、事務職に必要なIT知識にはどのようなものがあるか見ていくことにしましょう。
一般的なOfficeの操作知識は必要前提で
Excel関数
Excel関数を使えるかどうかで、事務の仕事も大きく変わってきます。
事務の仕事は繰り返しの処理が多いことから、Excel関数を使えることで業務の効率化や繰り返しの処理によるミスを防ぐことができます。
VBA・マクロ
事務の仕事には繰り返しの処理だけでなく定型の処理も多くあるので、VBAやマクロを取得していればこうした業務もスムーズに行うことができます。
また、VBA・マクロを使った処理で業務の効率化を行う提案を会社に行うことで、会社からの評価もそれまでと変わってくることもあります。
ショートカットも知っていれば便利 一目置かれます
Access
一般事務ではAccessを使用することはほとんどありませんが、Accessを使えることでデータの処理などの仕事も行うことができます。
事務職でAccessができる人も少ないので、資格などを取得していると転職の際にも評価されることがあります。
営業職に必要なIT知識
営業職では、IT関連の企業に就職した場合はクライアントとの商談などでITの知識が必要になります。
またIT関連以外の企業に就職した場合でも、現在では様々な分野でITが必要になってきていることから、IT知識があることで商談がスムーズに運ぶこともあるでしょう。
では、営業職に必要なIT知識とはどのようなものがあるかを見ていくことにしましょう。
会社で取り扱う無形商材のスキル
IT営業が取り扱うのはソフトウェアやシステム、サービスなどといった無形商材です。
こうした無形商材は車や電化製品のように目に見えないものがほとんどなので、商談の際には取り扱う商材の知識だけでなく、クライアントがイメージできるように説明し、導入するにはどのようなメリットがあるのか納得してもらわないといけません。
こうした説明は生半可な知識ではできないので、取り扱っている無形商材と関連するIT知識を勉強する必要があります。
ITに関するスキルや知識
商談で取り扱う無形商材によっては必要なITのスキルや知識も異なってきます。
また無形商材だけでなくそれに関連するITの知識やスキルが身についていないと、クライアントに商材を導入してもらうのはなかなか難しいです。
クライアントがITを導入する場合は、特に何らかの課題を解決したいことが多いので、商談の中で話される専門用語が分からないようでは相手にこの人は大丈夫かと思われることもあるでしょう。
営業はクライアントだけでなく、実際に設計する担当者にも説明しないといけないので、そうした場合でもITのスキルや知識は必要になってくるのです。
一般的なIT知識を身に付けるメリット
様々な分野でITが関係している現在は、ITの知識がある人とない人では就職や転職の際にも違いがでてきます。
では、一般的なIT知識を身に付けることでどのようなメリットがあるのかを紹介していきます。
給料の高い会社に就職できる
一般的にIT業界は人材不足といわれていることから、他の企業に比べると給料は高いといわれています。
また、ITの知識やスキルを身に付けることで差別化を図ることができることから、一般的な事務職や営業職よりも給料の高い会社に就職できる可能性が高いといえます。
IT業務もいろいろ 一般業界より選択の幅は広い
キャリアアップの転職をすることができる
ITのスキルや知識を持っていると、持っていない人よりも仕事の幅が広がることから、転職の際に選択できる会社の数も多くなります。
またスキルや資格などを持っていると転職の際には有利ですし、キャリアアップを求めての転職も可能です。
まとめ
今回は事務職や営業職はどのようなITのスキルや知識が必要なのか、こうしたスキルや知識を身に付けることでどのようなメリットがあるかについて解説しました。
ITに関する仕事はこれからますます増えてきますが、その一方でIT業界では人手が不足していることから、ITのスキルや知識を持っている人が必要とされています。
ITの知識やスキルといえばエンジニアだけが必要かと思われますが、これからは様々な職種でこうしたスキルや知識が求められることから、事務職や営業職も例外ではないのです。
今回の記事を読んで事務職や営業職に一般的なIT知識が必要だと思った人は、キャリアアップを図る上でもぜひチャレンジしてみてください。
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